ニュージーランドにも多くの人が賃貸物件に住み、その割合は6割を超えているといわれます。
その家賃相場は、市場のニーズによって決定されるのは何処の国も同じ事。
もちろん家のオーナーが周囲の不動産価格やローンの返済、メンテナンス費用などを考慮して決定されるのだが、実は、オークランドではベッド数やエリアでおおよその相場が決まることが多い。
駅近物件という概念はありません。
車社会のニュージーランドでは、電車がメインの移動手段ではなく、日本のように駅が人や地域の中心となっていないため、電車通勤時間がそれほど有利な条件にならない場合が多く、逆に町の中心から離れた物件でも、環境が良ければ町の中心部をそれほど家賃は変わりません。まだまだ発展していない鉄道網のせいで駅や、バスなど都心に近いからというような物件の利点は日本ほど無く、むしろ、郊外の環境の良いエリアが選ばれることもある
家賃に影響する条件とは。
オークランドは100万人を超える中規模な都市でも、鉄道や交通のインフラが発展途上なのだが、実は、家賃相場はエリアでおおよそ決まってくるといっても過言ではなく、東京や大阪のように都心部から環状的に郊外に行くにつれ家賃が下がるという傾向よりも、どのエリアにあるか、が重要なポイントになってくる。
条件その1:どのエリアにあるか
人気エリアは、必然的に家賃が高くなるその傾向は、主に以下のような条件で決まる
- 有名な学校の学区内エリア
- 高級住宅地
- 海、水辺の見える物件
- 森や自然に囲まれた田舎物件
- 高速道路やショッピングセンターに近い物件
条件その1:設備や間取り
- 新築やきれいな物件
- 車が2台入るロックつきガレージ
- 地下室や仕事部屋など
- 新しいカーペットや空調、キッチン設備など
- ベッド数が多く、学生などに貸し出せる部屋がある
- 喫煙、ペット可
などは同じエリアの平均家賃より高めに設定されている場合が多い。
条件その1:部屋数の多い家
実はオークランドなどの都心部には学生が数人でシェアハウスにして共同生活をすることや、アイランダーと呼ばれる、パシフィック系の人種が多くの家族で住む傾向が多く、兄弟も含め数家族が一緒に住む習慣もあるので、5ベッド以上、3バスルームなどの複数家族が同居できるよな部屋数の多い、広い家というのはどこのエリアでも需要があるようです。
たとえ都心から遠い郊外の不便そうな物件でも、広さがあり、車を止めるスペースや庭があるなどの条件が揃えば、よい家賃でも借り手が途切れないということもあります。